眠れる冷蔵庫のジャム
賞味期限が長いジャム。まだ大丈夫、だってジャムだから、とか思っていると大変なことになる。
そんなに大きくない我が家の冷蔵庫、だが目が届かない場所が出てくる。そして、そこから思いがけないモノも出てくる。
2012年のイチゴジャム発見。(ラベルなしのため、赤い色とつぶつぶでイチゴと判断)
覚えのない瓶が見えたときにいやな予感はしてた。ちょうど消臭剤の後ろに入り込んでいたし。
ラベルがないが、2012年は瓶の蓋に印刷されていた数字から推測した。もはや化石、自宅でお手軽発掘体験。数々の驚きがあなたの元に訪れるでしょう、みたいな。
瓶の外側からみると表面にカビは生えていない。さすがは保存食といったところ。でも、食べるには勇気がいる年代物。さてどうするか。
とりあえず、開けて匂いで判断しようと蓋に力を込める。あかない。全然動かない。
これ、もうどうしようもない。瓶の縁をたたきながら一週回すと、蓋が開きやすくなると聴いたけど、動きそうな気がしない。ビン割れそう。
たとえ食べれない状態でも、中身を洗っておかないとゴミ分別に引っかかる。とにかくなんとしてでも開けなくては。
手の握力の限界まで挑戦すること、30分。だめだこりゃ。
こうなったらビンを割るしかない。気合いを入れておかないといけないから、とりあえず冷蔵庫に戻そう。そうしよう。とりあえず当分姿を見たくない……。
また、時をこえそうなきがする。