ぶんぶん雑記

日々の出来事を書いてます。

文旦おいしい。

この時期、頂き物で文旦と出会えるときがある。

 

柑橘といえばミカン一色だった生活に、初めて現れた黄色く大きなミカン。

ミカンと同じように手で皮をむこうとして 悪戦苦闘。「包丁で皮に切れ目を入れて剥いてください」との説明書きを見つけて、ようやく中身にたどり着けた。

ミカンに染まりすぎた人生を痛感した出会いだった。

 

色が薄いので酸っぱい系かと思いつつ、頂く。

甘酸っぱくて美味しい。そして歯ごたえに驚く、プチプチした食感が強い。

スナック菓子感覚でぽいぽい口へ放り込む。結局まるごと食べてしまった、完食。重量感があるため、食後のデザートというには食べ過ぎた、幸せな満腹感。

 

これは癖になる、が食べるためには包丁がいる。ミカン感覚でこたつの上に包丁はのせづらい。どうするか。

 

そんな悩みを残した以前の文旦シーズン。

今年、久しぶりに文旦を買った。以前の悩みについての対策は用意している。

単純に先に皮をむいた状態で蔵庫に保存。これなら食べたいときにすぐ食べれる。

 

問題解決と冷蔵庫にそのまま放り込んだのがまずかった。翌日、食べようと思い冷蔵庫に手を入れ、つかんだ瞬間カサカサの感触。あれ、こんなんだったっけ。

どうやら、黄色い皮をむいた内側にある白いふわふわが、乾燥したらしい。

ラップ忘れてた。

 

まあ、食べるのは中身だしと思いつつ、乾燥してしまった薄皮を剥いていく。思いのほか固い、冷蔵庫の内部はこんなに乾燥するのか。

むいてみると、中身は問題なくつやつや。よかった、と思いつつ食べて驚く、これ味が濃いのでは。

これは嬉しい驚き。熟成肉とかお魚の熟成とか聞くけれど、文旦でも出来たのだろうか。多分水分が抜けた影響だろうけど、なんちゃって熟成文旦ということで。

 

日曜日に皮を剥いて新鮮な文旦を楽しみ、同時に剥いた文旦は冷蔵庫に寝かせる。そして平日に熟成文旦(仮称)をゆっくりを頂く。なかなか贅沢なのでは。

楽しみが増えた。家の残存文旦数と照らし合わせながら、今年はひと味違った文旦も楽しもう。