ぶんぶん雑記

日々の出来事を書いてます。

机の奥のひかりもの

先日の春の陽気に誘われて、突然部屋の掃除を開始した。

なんだか掃除するなら今しかない、という気分にさせられる天気だった。この気温と乾燥ならば、窓を全開にしても暖かく、全力でホコリと戦えると思った。あとカビも。

 

そんな気分になるときは、なぜか妙にやる気になるもので、机の奥のほったらかし部分の掘り起こしを開始した。やはりというか、過去の思い出の品がザクザクと発掘された。過去の思い出であり、今はガラクタとなってしまったモノ達。

 

さすがに残り3cm弱の鉛筆とか、ひもが切れかかっているキャラクターストラップとかは、使わないだろう。てかこれはいつのだ、シールとかあるぞ、と思いつつどんどんゴミ袋に入れていっく。

だんだん捨てることが気持ちよく、もうひっくり返して全部捨てちゃうか、と変なハイテンションで掃除を進めていたときだった。

 

底の方から、一部錆びかけのお菓子の缶が出てきた。

そのまま捨てようと持ち上げたが、中から音がする。中身の記憶はないが、さすがに変なモノだったらゴミ分別に引っかかる、一応確認しよう。

 

しかし思いのほか重量感がある。

記憶がないけど小銭貯金してました、とかだと大歓迎と思いつつ蓋を開ける。残念、中身はたっぷりのビー玉。

 

透明一色から、中に赤、黄色、青のスジが入っている物、全体にラメがちりばめてある物。懐かしい、このラメ入りビー玉はレアものとして気に入ってた記憶がある。いい年の大人が見てもビー玉はきれい……困った捨てられないじゃないか。

 

とりあえず石けんと水でビー玉を洗い、干しておく。

なんかキラキラだ。これはどこかに置いておきたい。掃除するといいことがあることがあるものだ、と満足感をかみしめつつ掃除のやる気ゲージ低下。掃除終了。

 

だがしかし、この机の奥地、一体西暦何年ものなんだ。